とっとこ駆け出しエンジニアぶろぐ: Cent OS 6系でsudo時に環境変数PATHが引き継がれない

2014年2月5日水曜日

Cent OS 6系でsudo時に環境変数PATHが引き継がれない

sudoで、コマンドを実行しようとすると◯◯: コマンドが見つかりませんと言われた。

あぁこれは環境変数PATHが引き継がれてないなとすぐに感づいたが意外にハマったのでメモ。

検証できてないので定かではないですが、Cent OS6系からsecure_pathという設定項目が増えたらしいのでそれが原因でした。

#####環境構成
* Cent OS 6.4

#####sudoでコマンドが実行できない
sudoコマンドで、gemを叩こうとするとこんなエラーが出ます。

<pre class='brush: bash'>
$ sudo gem -v
-bash: gem: コマンドが見つかりません
</pre>

一般ユーザで実行できるのでPATHの問題だろうと思いました。一応、直接指定して実行できるか確認してみます。

<pre class='brush: bash'>
# 実行ファイルの場所確認
$ which gem
/usr/local/bin/gem

$ sudo gem -v
2.2.0
</pre>

実行できました。実行ファイルを直接指定してやるのはめんどくさいのでログイン時の一般ユーザからのsudoでコマンドを実行できるようにしたいと思います。

#####/etc/sudoersを編集する
vimで、/etc/sudoersを編集するよりvisudoから編集したほうが構文チェックを行ってくれるのでvisudoを使います。

<pre class='brush: bash'>
$ sudo visudo
</pre>

こちらの記事<a href="http://pirosikick.hateblo.jp/entry/20110226/1298687877">sudo時のPATH（CentOS5.5）</a>を参考にさせてもらいましたが、僕の環境(Cent OS 6.4)では、変化しませんでした。
Cent OS 5系以前ならPATHが引き継がれるのかもしれません。 
 
そこから少しハマりどこかでPATHを上書きしている設定があるのではないかと/etc/sudoersを眺めていた所、secure_pathというものを発見。 
secure_pathは、env_resetオプションを有効にしている場合、secure_pathで指定しているPATHに上書きしてしまうらしいです。 
 
いろんな方のブログやら読んでみるとCent OS 6系でsecure_pathでsudoできなくなったというのを見かけました。 
多分ですけどsecure_pathオプションは、Cent OS 6系から追加されたと思います。 
どのタイミングで追加されたのか調べたんですけどよくわからなかったのでご存知のかたいれば教えて下さい。

<pre class='brush: bash'>
$ sudo visudo

Defaults env_reset
# 　　　　　　　　　　　　追加したいPATHを:で区切り追加
Defaults secure_path = /sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/usr/local/bin
</pre>

sudoでgemコマンドを実行できるか確認してみます。

できました～！Cent OSのバージョンによって設定が違うみたいなのお気おつけて下さい。 
 
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