AWS EC2にWebサーバを立ち上げるまで

AWS全盛期の今更ながらにAWSを触ってみました。
アカウントは1年くらい前に取得していて、特にやることもなかったので放ったらかしにしていました。
でも、そろそろ使えるようにならないとヤバイのでAmazon EC2にApacheをインストールして、Webサーバ立ち上げまでやります。(AWSの慣れない管理画面に困惑した)


##### 環境構成 * Amazon EC2 * Apache <br> ##### AWSとは? 一応、前説します。 AWSとは、Amazon Web Servicesの略称で、Amazonが提供しているクラウドサービスです。 提供しているサービスはWebサーバやDBサーバやCDN、監視サーバなど多岐にわたります。 使いたいスペックを規模に合わせて柔軟にスケールすることができます。 煩雑期に一時的にサーバの台数を増やすなんてことも可能です。 そこら辺の設定を管理画面から行えるのでとても簡単です。 <br> でも、慣れるまで大変です。多機能すぎて職人のページなっている。(個人の感想) 今回は、Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)という仮想Webサーバを立ち上げます。 ちなみにAmazon EC2は、データを永続的に保持することができないので、データを保持したい場合は、Amazon S3も使います。 今回は、Amazon S3は使いません。 <br> ##### AWS管理画面の使い方 まずは、AWSのアカウントを作る！ http://aws.amazon.com/jp/ <br> アカウントを作ったら管理画面に行きます。 https://console.aws.amazon.com <br> 管理画面はこんな感じ。すごく多機能です。 <a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEilwrZN6Swd6GciupG6SJUn3jH3ZJxJJPaXKAGFPOT_2RzKxcKMZBcm2ohT9_Kuh5-t0KICIaX4-9UtuLlUXFaeL21uKqlgyb_DbH8f_Vl-720JXf-dejqqJbmaQmGvFPl9RFRbNfy2208_/s1600/AWS_top.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEilwrZN6Swd6GciupG6SJUn3jH3ZJxJJPaXKAGFPOT_2RzKxcKMZBcm2ohT9_Kuh5-t0KICIaX4-9UtuLlUXFaeL21uKqlgyb_DbH8f_Vl-720JXf-dejqqJbmaQmGvFPl9RFRbNfy2208_/s800/AWS_top.png" /></a> <br> まずは、リージョンの確認から。 右上のHELPの左にあるTokyoというのが、リージョンです。 リージョンというのは、物理的なサーバの場所のことで東京、アイルランド、オレゴンなどなどあります。 <br> どこのリージョンを使用するかは自由ですが、国内でのみ使用するのであればTokyo(東京)リージョンを使用したほうがいいです。 物理サーバの上で仮想サーバは稼働しているので、物理的な距離が遠いほどレイテンシが発生します。 他にリージョンで気をつけることは、配布されているAMI(Amazon マシーン イメージ)が、リージョンを限定して公開されていたりするので AMI-idがあってるのに検索しても出てこないなんてこともあります。 今回は、練習なので迷わずTokyoリージョンにする。 <br> 次に管理画面からEC2 を選択します。 <br> <a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgz_AJBD9fDPmIHbhDAB00pNo1QWRN4diNAD_yfWgKe9TBnCBt9y9WtNCF6aYEuO65dzeWDlaEY65fiWPfuULrZsR2GlkjRaJHeQf4H_pCYZMYt-OEA9Wv-NcLrCg_9yl5fd7AmQmk2Z1Nx/s1600/aws-ec2.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgz_AJBD9fDPmIHbhDAB00pNo1QWRN4diNAD_yfWgKe9TBnCBt9y9WtNCF6aYEuO65dzeWDlaEY65fiWPfuULrZsR2GlkjRaJHeQf4H_pCYZMYt-OEA9Wv-NcLrCg_9yl5fd7AmQmk2Z1Nx/s800/aws-ec2.png" /></a> リンクがたくさんあってひえ〜って感じしますが、無視してLaunch Instanceをクリックします。 <br> #### Step 1AMIの選択 Step 1: Choose an Amazon Machine Image (AMI)で好きなAMIをSelectします。 今回は、Amazon Linux AMI 2014.03.2 (HVM) - ami-29dc9228をSelectしました。 <br> #### Step 2 インスタンスのスペックを選択 Step 2: Choose an Instance Typeでインスタンスのスペックを選択することができます。 CPUの数やらメモリの大きさ、ネットワーク帯域などを選択できるわけですね。 胸が熱くなるな。 今回は、t2.microを選択して、Review and Launchをクリック。 <br> #### Step7 レビューインスタンス Step 7: Review Instance Launch 一気に、Step7まで飛んじゃいました。 細かい設定は慣れないうちはむしろしないほうがいいので、これでいいと思います。 <br> Security Groupsの設定はしておいたほうがいいと思うので、Edit security groupsをクリック。 <br> #### Step 6 Security Groupの設定 Step 6: Configure Security Group Step7から6に来たので変な感じになっちゃいました。気にしない。 Security Groupというのは、いつ以上のインスタンスのトラフィックを制御する仮想ファイアウォール機能のことです。 Webサーバをスケールアウトさせたい時、同じSecurity Groupを使うことで同じポリシでファイアウォール機能を提供してくれます。 後で、Security Groupのポリシを変更できますが、Security Group自体の変更はできないみたいなので既存のSecurity Groupを選択する場合は注意が必要です。 <br> Security group nameにhttp only serverとして、Add RuleでHTTPを追加。 これで、sshとhttpのみ許可された状態になりました。 Review and Launchをクリック。 <span style="color: red;">※</span>HTTPの追加を忘れるとハマっちゃうのでお忘れなく。 <br> #### Step7 レビューインスタンスその２ またStep7に戻ってきましたが、Launchをクリック。 Select an existing key pair or create a new key pairというダイアログが出てくるので、 Create a new key pairでキー(pemファイル)を作成し、ローカルに保存します。 一度作成したら、使いまわせるので大切に保管します。 <br> #### Launch Status 遷移先のページで、Your instance is now launchingとなっており、インスタンスの作成は成功し稼働していることがわかります。 インスタンスの状態を確認するために、View Instancesをクリック。 <br> #### EC2インスタンス管理画面 EC2のインスタンス画面です。 <a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhlRgzO8XzZc1jS7drHCDlNUasEc_BtD68bfMjpfXxDZ_vdQHlFZFXFIDkN2uTZc__BRwkT5hP3j6LYLcTNaTxqN6TtXzajKb-zXz50QT8gwNNfqTs_l9mbzfSYDs0X0hj7vE2aPFOjTCd8/s1600/EC2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B9.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhlRgzO8XzZc1jS7drHCDlNUasEc_BtD68bfMjpfXxDZ_vdQHlFZFXFIDkN2uTZc__BRwkT5hP3j6LYLcTNaTxqN6TtXzajKb-zXz50QT8gwNNfqTs_l9mbzfSYDs0X0hj7vE2aPFOjTCd8/s800/EC2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B9.png" /></a> このページで各インスタンスの起動・停止・破棄まで行えてしまう神の如きページ。 各インスタンスを右クリックして * Actions * Terminate 破棄 * Reboot 再起動 * Stop 停止 * Start 起動 <br> 恐ろしすぎる、こんな簡単にインスタンスを破棄できてしまうとは。 もし間違えてTerminateをクリックしてしまっても完全に破棄されるまである程度バッファはあるみたいなので少し安心。 <br> 以上の設定で、EC2を使用する準備が整いました。 Instance state runningになっていればOKです！ <br> お疲れ様でした。...本当に疲れた。 慣れてたらポチポチしてるだけで簡単にインスタンス立ちあげられるんだけど慣れるまで大変。 <br> ##### EC2にWebサーバを立ち上げる いよいよ本題、EC2にWebサーバを立ち上げます。 先ほどの管理画面のConnectをクリックすると、接続方法が記載されています。 その手順通りに行えば接続できます。 <pre class="brush: bash"> chmod 400 aws-tokyo.pem ssh -i aws-tokyo.pem ec2-user@XX.XX.XX.XX __| __|_ ) _| ( / Amazon Linux AMI ___|\___|___| </pre> <br> お次は、Apacheのインストールと起動。 <pre class="brush: bash"> sudo yum install httpd sudo service httpd start </pre> <br> EC2にhttpアクセス！ <a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj4xLnjJF5RdLpB75wY1YhyCXLscE6ycUzmLUlFekRKaSeRDMd3R1OMEzyNCNYuRWbGccSf-zMIeJfpdwVi42ccZKQDtMUNAOh1kBQG5WtdDc6C_VMD0HTQeXdUEHH3NmUIzr4FefwEElNB/s1600/ec2-apache.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj4xLnjJF5RdLpB75wY1YhyCXLscE6ycUzmLUlFekRKaSeRDMd3R1OMEzyNCNYuRWbGccSf-zMIeJfpdwVi42ccZKQDtMUNAOh1kBQG5WtdDc6C_VMD0HTQeXdUEHH3NmUIzr4FefwEElNB/s800/ec2-apache.png" /></a> あっという間にWebサーバが立ち上がった。 プロビジョニングツールがあれば、サーバがおかしくなっても記述してある設定で簡単に戻すことができる。 プロビジョニングツールとの合わせ技は、また次回やろうと思います。 <br> ##### 最近読んだ本