Vagrantで開発環境を揃えるその２

Vagrantで開発環境を揃える の続きです。
環境構築の自動化と構築した環境をBoxファイルにして配布するまでを行いたいと思います。

一度、使いかたを覚えてしまったら生産性向上まちがいなしですね。


#####プロビジョニングを使って開発環境を作る Vagrantには、プロビジョニングというサーバ環境をコードで記述し設定を自動化してくれるものがあります。 <a href="http://docs.vagrantup.com/v2/provisioning/index.html">公式サイト</a>を覗いてみると、シェルスクリプトやchef、Puppetに対応していることがわかります。 今回は導入が簡単なシェルスクリプトでやってみたいと思います。 Vagrantfileに一文を追加し、provision.shを作成し設定を記述します。 Vagrantfile

config.vm.provision :shell, :path => "provision.sh"

provision.sh

sudo yum -y install httpd
sudo yum -y install php
sudo yum -y install mysql

これで準備完了です。 コマンドプロンプトからコマンドを打ち込みます。

$ vagrant provision

バージョンを指定してインストールしたり各パッケージの設定ファイルの変更点をprovision.shに記述することで開発環境を揃えることができます。 <br> #####Boxを配布する 構築した環境はBoxにして配布することができます。 一度、環境を構築してしまえば後の作業は自動化できます。 これがVagrantのいいところですね。

$ vagrant package

package.boxが作成されたのでこのboxファイルを配布して仮想マシンに追加します。 仮想マシンへの追加の仕方はこちらを参照ください。 <a href="http://hamuhamuengineer.blogspot.jp/2013/12/vagrant.html">Vagrantで開発環境を揃える</a> 先程、インストールしたパッケージの確認

$ rpm -qa httpd*
$ rpm -qa php*
$ rpm -qa mysql*

一度、Boxを作成してしまうと数回コマンドを叩くだけで確実に開発環境を揃えることができます。 開発人数が多ければ多いほどインフラの管理コストが節約できますね。

Vagrant入門ガイド

入門Chef Solo - Infrastructure as Code